日々の徒然や、思ったことなど。時々二次の小説。
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壊れたマリオネット03です。スザルル死にネタ。スザク=ランスロットのデヴァイサーだとばれていない設定となっております。てな訳で、ユーフェミアの騎士でもないです。今後の展開とはあまり関係ないかもですが。
いちばんあいたかったきみがきょうはいない。
壊れたマリオネット03
部屋に戻った後もずっと寝付けなくて。こっそり抜け出してルルーシュに逢いにいこうかと思ったけど、なんとか思いとどまった。
たとえ寝不足でも、決まった時間に起きないと気持ち悪い性分で、とりあえず身仕度を整える。そこでやっと異常に気付いた。
「何の指示もない―――?」そう。昨夜はともかく、今日は取り調べやらがあるはずだ。この時刻に何も指示がないのはおかしい。何か事後処理にトラブルでもあったんだろうか。差し出がましいとは思ったが、ロイドさんに指示を仰ぐことにした。
「こちらスザクです、ロイドさ…」
「スザクくぅん?今こっち大変でそれどころじゃないから学校にでも行ってて!こっちにこられても邪魔だからね!!」
切られちゃった。一体何が起こったんだろう。いや、大変なことではあるけれど。軍人としては何か手伝うべきだが、もう一人の自分は彼に逢いたいと告げていた。こんなときに申し訳ないけど、ロイドさんの言葉に甘えて学校に行かせて貰おう。
ルルーシュの姿を見るだけでもざらついた気持ちが落ち着けられる。ルルーシュはいつでも僕の異変に気付いて、話をきいてくれて。いままでずっとそうだった。でも、今日は―――
「え。来てないん、です、か。」
「ええそうなの。まったくルルーシュってばすっかり不良になっちゃって!」
ミレイ会長にあわせて僕も苦笑する。
「スザクくんからも今度一言言ってやってくれない?」ええ、と軽く受け流して手を動かす。
生徒会でよくある1コマで、何の不思議もない。ルルーシュがいないって以外は。今朝からずっとルルーシュをみてない。どうしてだろう、たまらない不安がこみあげる。まるで、ゼロがルルーシュをつれていってしまったみたいで。
癒してくれるから、逢いたかった。
気持ちをぶつけてしまうから、逢いたくなかった。
相反する思いのせいで、今朝もクラブハウスの前でぐるぐるしてて時間がなくなってしまった。
でも――
「痛っ!」
思いっきりアーサーに引っ掻かれた。
「大丈夫?スザクくん。」
「あーあ、ボーッとしてるからよ。」
「すいません。考え事してました…って、あれ。」
珍しいことが起こった。
「あら、今日は片想いじゃないみたいね。」
アーサーが引っ掻き傷を舐めてる。じくじく痛む傷を舐める彼と眼がかちあった。その眼は『彼』を思い出させて。
「すいません!調子悪いみたいなんで帰らせてください!!」
「えっ、ちょっと。スザクまで居なくなったら俺の仕事が…」
「了解。その代わり明日は頑張って貰うからね。今日の分はリヴァルに任せた!」
「会長ぉ~それはないっスよぉ。」
「はいはい。冗談よ。」
ミレイ会長とリヴァルの会話を最後まで聞かずに、僕は生徒会室を飛び出した。
ルルーシュ。
君に逢いたい。
→NEXT 04
あれー?今回クラブハウスでの話になるはずだったのに。入る前に一話おわっちゃいましたよ?
書いてると思いついた事全部入れたくなって、描写がしつこくなるのが私の悪いところですね。
次回こそクラブハウスから始まる予定です。(しかし予定は未定です。)
壊れたマリオネット03
部屋に戻った後もずっと寝付けなくて。こっそり抜け出してルルーシュに逢いにいこうかと思ったけど、なんとか思いとどまった。
たとえ寝不足でも、決まった時間に起きないと気持ち悪い性分で、とりあえず身仕度を整える。そこでやっと異常に気付いた。
「何の指示もない―――?」そう。昨夜はともかく、今日は取り調べやらがあるはずだ。この時刻に何も指示がないのはおかしい。何か事後処理にトラブルでもあったんだろうか。差し出がましいとは思ったが、ロイドさんに指示を仰ぐことにした。
「こちらスザクです、ロイドさ…」
「スザクくぅん?今こっち大変でそれどころじゃないから学校にでも行ってて!こっちにこられても邪魔だからね!!」
切られちゃった。一体何が起こったんだろう。いや、大変なことではあるけれど。軍人としては何か手伝うべきだが、もう一人の自分は彼に逢いたいと告げていた。こんなときに申し訳ないけど、ロイドさんの言葉に甘えて学校に行かせて貰おう。
ルルーシュの姿を見るだけでもざらついた気持ちが落ち着けられる。ルルーシュはいつでも僕の異変に気付いて、話をきいてくれて。いままでずっとそうだった。でも、今日は―――
「え。来てないん、です、か。」
「ええそうなの。まったくルルーシュってばすっかり不良になっちゃって!」
ミレイ会長にあわせて僕も苦笑する。
「スザクくんからも今度一言言ってやってくれない?」ええ、と軽く受け流して手を動かす。
生徒会でよくある1コマで、何の不思議もない。ルルーシュがいないって以外は。今朝からずっとルルーシュをみてない。どうしてだろう、たまらない不安がこみあげる。まるで、ゼロがルルーシュをつれていってしまったみたいで。
癒してくれるから、逢いたかった。
気持ちをぶつけてしまうから、逢いたくなかった。
相反する思いのせいで、今朝もクラブハウスの前でぐるぐるしてて時間がなくなってしまった。
でも――
「痛っ!」
思いっきりアーサーに引っ掻かれた。
「大丈夫?スザクくん。」
「あーあ、ボーッとしてるからよ。」
「すいません。考え事してました…って、あれ。」
珍しいことが起こった。
「あら、今日は片想いじゃないみたいね。」
アーサーが引っ掻き傷を舐めてる。じくじく痛む傷を舐める彼と眼がかちあった。その眼は『彼』を思い出させて。
「すいません!調子悪いみたいなんで帰らせてください!!」
「えっ、ちょっと。スザクまで居なくなったら俺の仕事が…」
「了解。その代わり明日は頑張って貰うからね。今日の分はリヴァルに任せた!」
「会長ぉ~それはないっスよぉ。」
「はいはい。冗談よ。」
ミレイ会長とリヴァルの会話を最後まで聞かずに、僕は生徒会室を飛び出した。
ルルーシュ。
君に逢いたい。
→NEXT 04
あれー?今回クラブハウスでの話になるはずだったのに。入る前に一話おわっちゃいましたよ?
書いてると思いついた事全部入れたくなって、描写がしつこくなるのが私の悪いところですね。
次回こそクラブハウスから始まる予定です。(しかし予定は未定です。)
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