日々の徒然や、思ったことなど。時々二次の小説。
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D.Gray-man小説。ほのかにリバリナ風?続きを読むでどうぞ。
大切な人と一緒に居られる。
それだけで、幸せ。
「リーバー班長、コムイ室長知りません?」
ハンコ欲しい書類有るんすけど…
おずおずと聞かれれば、先程このフロアを出ていったのを思い出した。
「あー…司令室だと思う。呼びに行くから書類貰っとくよ。」
「どーもっす。」
自分の仕事も一区切り着いたところだから丁度好い。
書類を手にし、足早にコムイの仕事部屋へと向かう。
「室長ぉ~?」
声を掛けようとして気付く。
「寝てる…。」
そして隣には
「リナリーまで…。」
妹が居る時に眠るなんて勿体ない真似をする人じゃないから、きっとリナリーが来た時にはもう眠っていたのだろう。
リナリーはリナリーで、居眠り中の兄を微笑ましく見ているうちに眠ってしまったのだろうか。
「にしてもこのままじゃ風邪ひくぞ…。」
何か掛けられそうな物を探すも、ここには散らかった書類しかない。
「仕っ方ねぇなぁ。」
リーバーは着ていた白衣を脱いでリナリーに掛けてやる。
こんな物でも無いよりはマシだろう。
「ん…」
僅かにリナリーがみじろぐ。
一瞬起こしてしまったかと思った。
「兄さん…」
けれどリナリーは幸せそうに微笑み、微睡んでいた。
その微笑みを目撃したのはたった一人。
「うっわ…。」
幸せそうな顔して、どんな夢見てるんだか。
まぁ大体予想付くけどな。
いつもエクソシストとして前線に立つ彼女。手強い敵と戦っていても、俺達はサポートしか出来ない。辛い事は沢山有るだろう。
「せめて、眠りの中ではよい夢を。」
少女の耳元にそっと呟く。言葉は、誰にも知られず零れ落ちた。
オマケ
「二人分の毛布貰って来なきゃな。」
司令室を出て行こうとしたリーバー。しかし、何かに引っ張られて振り返った。
「リナリー…。」
いつの間にか服の裾を掴まれている。手を外そうと再び顔を近付けた時、リナリーが何か呟いた。
「……。」
「なっ…!!?」
リーバーは顔を真っ赤にして飛び退く。そして恐る恐るコムイを振り返った。
「室長、起きてないよな…?」
聞こえるのは、二人分の安らかな寝息だけ。
リーバーは胸を撫で下ろすと、今度こそ部屋を出ていった。
「にしても、まさかリナリーがなぁ…。」
妹みたいに思ってたのに、と胸中で呟きながら歩くリーバー。
部屋の中には、安らかに眠り続ける、二人。
オマケver.2
…再び顔を近付けた時、リナリーが何か呟いた。
「……。」
「なっ…!!?」
リーバーは顔を真っ青にして飛び離れる。そして恐る恐るコムイを振り返った。
「室長、起きてないよな…?」
聞こえるのは、二人分の安らかな寝息だけ。
リーバーは胸を撫で下ろすと、今度こそ部屋を出ていった。
「にしても、まさかリナリーがあんな事言うなんて…。」
天使みたいないい子だと思ってたのに、と胸中で呟きながら歩くリーバー。
部屋の中には、安らかに眠り続ける、二人。
↑ネタ提供ありがとう(´▽`)vTさんサンクス(笑)
オマケ②
「失礼しまーす。…って、もう起きたんすか?」
二人分の毛布を手にして戻ってくると、コムイが寝呆け眼でリナリーを見ていた。リナリーはまだ眠っている様だ。
「風邪ひくといけないんで、毛布持ってきました。」一枚をコムイに渡し、もう一枚をリナリーに掛けてやる。
「リーバー君、その白衣…。」
「寒そうだったんで掛けたんです。」
寝起きのせいか、やけにトーンの低いコムイにを不審に思いながら言葉を返す。
「リナリーを思ってしてくれたのは嬉しいけど、わざわざリナリーにだけって…。君、もしかしてリナリーの事を……」
ゆらり、と立ち上がり近づいてくるコムイ。
「ち、違いますって!」
一瞬リナリーの寝言が頭をよぎったが、リーバーは必死で否定する。このままじゃ殺される!
焦りながら後退るリーバーに、怪しく眼鏡を光らせたコムイがにじり寄っていくのであった。
合掌(-_-)ちーん
それだけで、幸せ。
「リーバー班長、コムイ室長知りません?」
ハンコ欲しい書類有るんすけど…
おずおずと聞かれれば、先程このフロアを出ていったのを思い出した。
「あー…司令室だと思う。呼びに行くから書類貰っとくよ。」
「どーもっす。」
自分の仕事も一区切り着いたところだから丁度好い。
書類を手にし、足早にコムイの仕事部屋へと向かう。
「室長ぉ~?」
声を掛けようとして気付く。
「寝てる…。」
そして隣には
「リナリーまで…。」
妹が居る時に眠るなんて勿体ない真似をする人じゃないから、きっとリナリーが来た時にはもう眠っていたのだろう。
リナリーはリナリーで、居眠り中の兄を微笑ましく見ているうちに眠ってしまったのだろうか。
「にしてもこのままじゃ風邪ひくぞ…。」
何か掛けられそうな物を探すも、ここには散らかった書類しかない。
「仕っ方ねぇなぁ。」
リーバーは着ていた白衣を脱いでリナリーに掛けてやる。
こんな物でも無いよりはマシだろう。
「ん…」
僅かにリナリーがみじろぐ。
一瞬起こしてしまったかと思った。
「兄さん…」
けれどリナリーは幸せそうに微笑み、微睡んでいた。
その微笑みを目撃したのはたった一人。
「うっわ…。」
幸せそうな顔して、どんな夢見てるんだか。
まぁ大体予想付くけどな。
いつもエクソシストとして前線に立つ彼女。手強い敵と戦っていても、俺達はサポートしか出来ない。辛い事は沢山有るだろう。
「せめて、眠りの中ではよい夢を。」
少女の耳元にそっと呟く。言葉は、誰にも知られず零れ落ちた。
オマケ
「二人分の毛布貰って来なきゃな。」
司令室を出て行こうとしたリーバー。しかし、何かに引っ張られて振り返った。
「リナリー…。」
いつの間にか服の裾を掴まれている。手を外そうと再び顔を近付けた時、リナリーが何か呟いた。
「……。」
「なっ…!!?」
リーバーは顔を真っ赤にして飛び退く。そして恐る恐るコムイを振り返った。
「室長、起きてないよな…?」
聞こえるのは、二人分の安らかな寝息だけ。
リーバーは胸を撫で下ろすと、今度こそ部屋を出ていった。
「にしても、まさかリナリーがなぁ…。」
妹みたいに思ってたのに、と胸中で呟きながら歩くリーバー。
部屋の中には、安らかに眠り続ける、二人。
オマケver.2
…再び顔を近付けた時、リナリーが何か呟いた。
「……。」
「なっ…!!?」
リーバーは顔を真っ青にして飛び離れる。そして恐る恐るコムイを振り返った。
「室長、起きてないよな…?」
聞こえるのは、二人分の安らかな寝息だけ。
リーバーは胸を撫で下ろすと、今度こそ部屋を出ていった。
「にしても、まさかリナリーがあんな事言うなんて…。」
天使みたいないい子だと思ってたのに、と胸中で呟きながら歩くリーバー。
部屋の中には、安らかに眠り続ける、二人。
↑ネタ提供ありがとう(´▽`)vTさんサンクス(笑)
オマケ②
「失礼しまーす。…って、もう起きたんすか?」
二人分の毛布を手にして戻ってくると、コムイが寝呆け眼でリナリーを見ていた。リナリーはまだ眠っている様だ。
「風邪ひくといけないんで、毛布持ってきました。」一枚をコムイに渡し、もう一枚をリナリーに掛けてやる。
「リーバー君、その白衣…。」
「寒そうだったんで掛けたんです。」
寝起きのせいか、やけにトーンの低いコムイにを不審に思いながら言葉を返す。
「リナリーを思ってしてくれたのは嬉しいけど、わざわざリナリーにだけって…。君、もしかしてリナリーの事を……」
ゆらり、と立ち上がり近づいてくるコムイ。
「ち、違いますって!」
一瞬リナリーの寝言が頭をよぎったが、リーバーは必死で否定する。このままじゃ殺される!
焦りながら後退るリーバーに、怪しく眼鏡を光らせたコムイがにじり寄っていくのであった。
合掌(-_-)ちーん
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